情報化施工(TS出来形管理情報提供サイト)

トータルステーションを用いた出来形管理

-日本測量機器工業会ソフト部門会による相互接続確認情報-

現在、【国土交通省 国土技術政策総合研究所 トータルステーションを用いた出来形管理 情報提供サイト http://www.gis.nilim.go.jp/ts/software.html】において、『ソフト間の接続確認情報』が、各企業の責任のもと、掲載されています。

日本測量機器工業会ソフト部門会(以下、ソフト部門会と記す)では、加盟会員(会社)における接続確認情報の正確性向上、情報提示の迅速化を目的に、『日本測量機器工業会 TS出来形 接続情報確認仕様』(以下、本仕様と記す)を策定致しました。加盟会員(会社)は本仕様に基づいた相互確認を実施し、その結果について【国土交通省 国土技術政策総合研究所 トータルステーションを用いた出来形管理 情報提供サイト】及び加盟会員(会社)のカタログ、資料等への表記を行い、情報周知を徹底してまいります。

ソフト部門会では、より一層、効率的にTS出来形ソフトを使用していただけるよう、今後も正確性の向上、情報開示の迅速化に向けて改善、努力してまいりますので、宜しくお願い申し上げます。

接続情報確認仕様

◇ 確認条件
確認項目 制限値 備考
1現場における基準点数 1000  
1現場における水準点数 1000  
1路線における主要点数 1000  
1路線におけるIP点数   50  
1路線におけるブレーキ点数   50  
1路線における幾何要素数  100  
1路線における縦断勾配変異点数  100  
横断面総数(Xsection の総数)  100  
1断面における構成点数(ComposedPnt)データ  100  
1断面における出来形管理対象点数(FormCtrltargetPnt の総数)  100  
BuildFormの種類の総数(例:L1n1などのL2n1の系列の総数)  100  
標高値最大入力可能値    9999.999  
標高値最小入力可能値    -999.999  
XY座標の最大入力可能値   999000.000  
XY座標の最小入力可能値   -999000.000  
◇ 標準接続確認方法:(JSIMAソフト部門会策定方法による)
img01.jpg
  1. 機能確認用基本設計データ(XML)をフィールドソフトにて正常に読み込まれることを確認
  2. 1.で読み込まれたデータを後処理ソフトにて正常に読み込まれ、規定された帳票様式で出力されることを確認
  3. 2.で読み込みが確認されたデータに特定の編集を行い、これを観測データ付きデータとして、フィールドソフトに正常に読み込まれることを確認
◇ 機能確認用データ:3種類(JSIMA作成標準サンプル)

-TS出来形ビューアソフトウエア-

TSを用いた出来形管理を適用した工事において、電子成果品である「施工管理データ(XMLファイル)」を確認するためのビューアソフトウエアをご紹介します。

【概要】2013年度より国土交通省直轄工事において10,000m3以の土木工事において一般化技術となった「TSを用いた出来形管理技術」においては2012年3月に「TSを用いた出来形管理の監督・検査要領」が策定され、工事施工前及び検査時に基本設計データのチェックが求められております。3次元設計データ(基準点、平面・縦断・横断形状、出来形管理項目など)の入力値の照査や3Dによる設計照査、また施工中・検査時の実測値の確認が容易に確認できる大変便利なTS出来形検査ビューアソフトウエアです。                                                                                              

◇ 施工管理データのビューアソフト一覧

 

企業名 ソフト名称 リンク先
福井コンピュータ TS出来形検査ツール http://const.fukuicompu.co.jp/info_construct/index.html 
建設システム TS出来形検査Viewer https://www.kentem.jp/freesoftware/ts_dekigata.php 
ピースネット TS出来形データ確認Viewer http://www.peacenet.co.jp/contents/Information.htm#20131009 

ソフト部門会加盟会社 および TS出来形相互接続情報確認サイト

 

情報化施工に関するQ&A

 
      今までにお問い合わせいただいた質問に関しての回答です。ご参考にしてください。 尚 仕様に係わる質問については国土技術政策総合研究所からの回答となります。 詳細は国土技術政策総合研究所HP「TS出来形管理情報提供サイト」http://www.gis.nilim.go.jp/ts/software.htmlをご覧ください。

 

 

整理番号 分類   回答元
130716A 全体 測点形式が「NO.、SP.、STA.、距離標」以外の場合、どうすれば良いか?  
    測点形式は「NO.、SP.、STA.、距離標」の4つのみ選べる仕様のため、4つの中で代替できるものを利用下さい。その際、監督職員と協議し事前承諾を得て下さい。

国土技術政策総合研究所  メンテナンス情報基盤研究室

140328A TS出来形要領(土工) 河川土工の発注図書には線形計算書が無い場合が多く、多大な手間をかけ中心線形を作成していますが、対処法はないですか?  
    ソフトウェアの機能を規定する「機能要求仕様書」の舗装工事編では、中心線形を利用しない場合の「道路中心線定義読込み・作成機能」 を示しておりますので、舗装工事編に対応したソフトウェアを利用することで対応可能です。その際、土工の工種は選択できませんので、 舗装の工種の「その他」等を利用して下さい。ただし、利用に際しては監督職員に、本資料と詳細な説明の資料を提示し承諾を得て下さい。 なお、①従来行えた測点間の任意断面の計測や丁張り設置が行えない、②TS出来形とMC/MG重機の併用効果の減少、③舗装工事編に対応してい ないソフトウェアを混在して利用するとデータ交換がうまくいかない可能性がある、等の制約や懸念がありますので、注意して利用して下さい

国土技術政策総合研究所  メンテナンス情報基盤研究室

140206A TS出来形(舗装) 検査職員や監督職員が切削オーバーレイ後の舗装面を計測しましたが、「厚み」が端末画面や出来形帳票に表示されません。 ソフトウェアには問題無いと言われました。では、検査職員等は、どうやって「厚み」を確認するのですか?  
    検査職員等は、切削時の下の点を計測していないため、厚みが算出されません。   現場で「厚み」を確認したい場合は、下の点を計測した「施工者」モードで上の点を計測することで、厚みが画面に表示されます。 その時、施工者の出来形計測データに上書きしないよう注意して下さい。 また、検査職員等の「厚み」の計測値が入った出来形帳票を作成したい場合は、上記方法の計測値を野帳等にメモしておき、①帳票作成ソフトウェアへの手入力や②出力した紙の帳票に手書きで対応して下さい。 国土技術政策総合研究所  メンテナンス情報基盤研究室
140502A TS出来形(舗装) 舗装工事では、基準高や幅員の他、延長も出来形管理の測定項目となっていますが、TS以外のテープで計測してもよいのでしょうか?  
    現在定める「機能要求仕様書」では、基本設計データの出来形管理箇所の延長を定義することで、TSで延長を算出することが可能です。   ただし、機能要求仕様書の延長の計算方法は、出来形管理箇所で設定した計測点を直線でつなぐ延長算出であるため、曲率の小さい工事で は、実際の距離より短く算出される懸念があります。出来形管理要領(舗装工事編)では、「適用の範囲」の解説として、「TSの計測精 度では管理に支障をきたす場合には、監督職員と協議の上、従来のレベル・テープ等による管理を行っても良い。」とありますので、TSや テープを計測する箇所を監督職員と協議の上、決定することも可能です。  国土技術政策総合研究所  メンテナンス情報基盤研究室
140502B TS出来形(舗装) ポールの太さの幅員計測への影響について<良くある事例>  
    舗装工事において、既設構造物(縁石、側溝)等の間の幅員を計測する場合、ポールの太さによって、実際の幅員より短くなる可能性があり ます。TS計測1点あたり、ポールの厚み半分程度短くなり、2点分(幅員)に換算するとポールの厚み分が実際の幅員より短くなることが想 定されます。  このため、出来形管理結果に示される幅員については、ポールの厚みを考慮して、規格値を満足していれ、実施工上の幅員としては問題あり ません。 国土技術政策総合研究所  メンテナンス情報基盤研究室
111027A データ交換標準ver2.0 計測点は「累加距離」と「横断構成点コード」で表すが、一般部と拡幅部の接合断面(W断面)の場合、一般部断面と拡幅部断面の「累加距離」と「構成点コード」が同じため、どちらか1つの断面しか設定できない。W断面は、どのように設計データを作れば良いか?  
    対応策として次の方法があり、どの方法で対応しても良い。
【1-1】一般部と拡幅部を分ける(構築形状)
【1-2】一般部と拡幅部を分ける(中心線形)
【1-3】一般部と拡幅部を分ける(管理項目/帳票上の測定項目)
【2-1】断面1つを(前後へ)1㎜シフトさせる
国土技術政策総合研究所  メンテナンス情報基盤研究室
140328A データ交換標準ver4.1 河川土工の発注図書には線形計算書が無い場合が多く、多大な手間をかけ中心線形を作成していますが、対処法はないですか?  
    ソフトウェアの機能を規定する「機能要求仕様書」の舗装工事編では、中心線形を利用しない場合の「道路中心線定義読込み・作成機能」 を示しておりますので、舗装工事編に対応したソフトウェアを利用することで対応可能です。その際、土工の工種は選択できませんので、 舗装の工種の「その他」等を利用して下さい。ただし、利用に際しては監督職員に、本資料と詳細な説明の資料を提示し承諾を得て下さい。 なお、①従来行えた測点間の任意断面の計測や丁張り設置が行えない、②TS出来形とMC/MG重機の併用効果の減少、③舗装工事編に対応してい ないソフトウェアを混在して利用するとデータ交換がうまくいかない可能性がある、等の制約や懸念がありますので、注意して利用して下さい。 国土技術政策総合研究所  メンテナンス情報基盤研究室