事業活動紹介

1. 工業会の概要

日本測量機器工業会は昭和21年4月に創立、以来長年にわたり、国内で唯一の測量機器産業界の団体として、産業界並びに国民経済発展に寄与するための活動を続けてきました。近年、関係省庁並びに関係団体との関係を深めると共に、会員には関連事業者(ソフト関係)、海外事業者を加え、工業会の各委員会活動を積極的に推進、国内外で多くの成果を上げつつあります。

また国土地理院に認可を受けた基本測量並びに公共測量のための検定事業を開始し、事業は順調に拡大しております。平成18年4月には工業会組織を「有限責任中間法人日本測量機器工業会」に改組しその後、工業会活動の発展および測量機器産業発展に寄与してまいりました。平成20年12月に公益法人法の改正に伴い、中間法人法が廃止され、一般社団法人に関する法律が施行されました。これに対応するため、弊工業会では平成21年5月25日の定時社員総会にて提案し承認されましたので「有限責任中間法人日本測量機器工業会」から「一般社団法人日本測量機器工業会」に名称を変更しました。

2. 工業会の最近の主な活動紹介

【技術関係】

  • 測量機器の団体規格並びにガイドライン「JSIMA」の作成とその普及活動
  • 測量ソフトの共通標準フォーマットの作成とその普及活動
  • 測量機器に関する工業標準規格「JIS」の調査原案作成とその普及活動
  • 測量機器に関するISO国際規格の日本代表として国際会議参加等の活動
  • 測量技術に関する関係省庁並びに関係団体との業界窓口としての活動
  • 電子基準点を活用したGNSS測量の標準化研究活動
  • 電子納品標準化のための研究と普及活動
  • 長さ標準の確立とその普及活動
  • インテリジェント杭の調査研究活動

【測量機器検定及び認定事業】

基本測量・公共測量に使用する測量機器の検定
日本測量機器工業会は、国土地理院の定める測量機器検定機関の資格基準に適合した、技術力があり公平・中立な第3者機関として認定され、国土地理院の検定機関として登録(登録番号第2号)されました。
これに基づき、基本測量及び公共測量対応の検定を平成13年12月より開始、検定実績は順調伸張しています。
JSIMA規格に基づく校正・検査認定制度の開始
日本測量機器工業会は、測量機器の校正・検査の信頼性を高めるため「JSIMA規格に基づく校正・検査認定制度」を定め、平成17年1月1日より、運用を開始しました。
全国で350社が既に認定事業者に指定され、新制度に基づく校正・検査を行っております。

【広報活動】

  • (社)日本測量協会機関誌「測量」に工業会活動や技術解説記事の掲載
  • 各種資料の頒布活動
  • 測量機器便覧の編集作成発行

【その他】

  • 学校農業クラブ全国大会における測量競技会の支援
  • 工業会表彰の実施(業界功労者の表彰)
  • 賀詞交換会・春季懇親会等の実施

3. 工業標準(JIS)規格作成状況

JIS B 7912-2 測量機器-レベル -測量機器の現場試験手順-第2部
JIS B 7912-3 測量機器-セオドライト -測量機器の現場試験手順-第3部
JIS B 7912-4 測量機器-光波測距儀 -測量機器の現場試験手順-第4部
JIS B 7912-5 測量機器-トータルステーション -測量機器の現場試験手順-第5部
JIS B 7912-6 測量機器-回転レーザ -測量機器の現場試験手順-第6部
JIS B 7912-8 測量機器-GNSS(RTK) -測量機器の現場試験手順-第8部
JIS B 7907 測量機器用三脚取付部  
JIS B 7911 測量機器用三脚  
JIS B 7912 測量機器の現場試験手順 -第一部:理論

4. 工業会規格(団体規格)の整備状況

測量機器並びにソフト関係の使用者並びに生産者に活用頂くため、業界標準として工業会規格(団体規格)を作成し整備してきました。その結果既に2万冊以上の規格書が発行され業界のディファクトスタンダードとして広く普及しております。規格書の整備状況は以下の通りです。

【測量機器関係の団体規格JSIMA】

JSIMA 101:2014 セオドライト
JSIMA 102:2006 光波距離計(光波測距儀)
JSIMA 103:2007 レベル
JSIMA 104:2002 レーザ測量機器
JSIMA 111:2016 測量機器の校正、検査証書、帳票のガイドライン
JSIMA 112:2016 測量機器のトレーサビリティに関するガイドライン
JSIMA 113:2008 GNSS測量機の性能確認に関するガイドライン
JSIMA 114:2002 測量機器用コリメータシステムの点検・調整に関するガイドライン

【測量関係ソフト共通フォーマットSIMA】

測量事業者・CAD関係事業者並びにGISや建設CALS等に活用されるデータ等の標準共通フォーマットの作成発行しております。

JSIMA 201:2012 SIMA(測量CADシステム共通フォーマット)
JSIMA 202:2004 JSP・SIMA-DM(TS地形測量数値地形図データ共通フォーマット)
JSIMA 203:2000 APA・SIMA(測量データ共通フォーマット)
JSIMA 204:2002 APA・SIMA(水準測量観測データ共通フォーマット)
JSIMA 205:2012 SIMA(JPGIS版)ファイル仕様<測量データ共通フォーマット>