ISO・JIS紹介

ISO・JISについて

日本測量機器工業会は、測量機器のISO(国際標準規格)とJIS(日本工業規格)の作成管理を担当しています。

  • JIS B7912現場試験シリーズは、公共測量においても引用されています。『公共測量 作業規程の準則*1  参照
  • JIS B7914、K6932は測量用杭の性能規格で、同準則においてJIS製品の使用を推奨しています。『同準則 参照
  • ISO規格が存在する場合は、ISO規格とJIS規格はできるだけ一致することが規定されています。
  • *1 (社)日本測量協会発行(http://www.jsurvey.jp/

ISO・JIS一覧

ISO 番号 JIS 番号 規格の内容 現在状況 2016-07 備考
17123 series B 7912 シリーズ 測量者が使用機器の性能妥当性をチェックするための試験方法    
17123-1 Theory B 7912-1 理論   ISO改訂済み JIS改訂済 旧版有
17123-2 Level B 7912-2 レベル      
17123-3 Theodolite B 7912-3 セオドライト      
17123-4 EDM B 7912-4 光波測距儀   ISO改訂済み JIS改訂済  
17123-5 Total station B 7912-5 トータルステーション   ISO改訂済み JIS制定済  
17123-6 Rotating Laser B 7912-6 回転レーザ      
17123-7 Optical Plumbet 鉛直器   JIS 未制定  
17123-8 GNSS(RTK) B 7912-8 GNSS(RTK)   ISO改訂済み JIS改定予定  
17123-9 Non_prism EDM        
17123-10 3D Scanner        
16331 series   工場出荷時の性能試験方法    
16331-1 Handheld EDM   手持ちレーザ測距計    
16332-2 3D Scanner   3Dスキャナ    
12858 series        
12858-1 Invar staff        
12858-2 Tripod        
12858-3 Tribrach        
  B 7914-1 コンクリート杭の性能 公共測量適用 継続 要認定
  B 7914-2 金属びょうの性能 公共測量適用 継続 要認定
         
  K 6932 プラスチック杭の性能 公共測量適用 継続 要認定

 

不確かさについて

最近、計測分野において精度表現に”不確かさ=uncertainty”という概念を導入してきています。 測量はいうなれば不確かさの塊ですが、ISOにおいて、測量にもいわゆる標準偏差を拡げた考えで、この不確かさを取り扱い始め、ISO17123-1にて基本的考え方を規程し、JISにおいてもB 7912-1として規格化いたしました。 ここにその基本的考えを記載(PDF=ISO_17123_1_V01.pdf )いたしますので、ご参考ください。