情報化施工(TS出来形管理情報提供サイト)

情報化施工に関するQ&A

 
      今までにお問い合わせいただいた質問に関しての回答です。ご参考にしてください。 尚 仕様に係わる質問については国土技術政策総合研究所からの回答となります。 詳細は国土技術政策総合研究所HP「TS出来形管理情報提供サイト」http://www.gis.nilim.go.jp/ts/software.htmlをご覧ください。

 

 

整理番号 分類   回答元
130716A 全体 測点形式が「NO.、SP.、STA.、距離標」以外の場合、どうすれば良いか?  
    測点形式は「NO.、SP.、STA.、距離標」の4つのみ選べる仕様のため、4つの中で代替できるものを利用下さい。その際、監督職員と協議し事前承諾を得て下さい。

国土技術政策総合研究所  メンテナンス情報基盤研究室

140328A TS出来形要領(土工) 河川土工の発注図書には線形計算書が無い場合が多く、多大な手間をかけ中心線形を作成していますが、対処法はないですか?  
    ソフトウェアの機能を規定する「機能要求仕様書」の舗装工事編では、中心線形を利用しない場合の「道路中心線定義読込み・作成機能」 を示しておりますので、舗装工事編に対応したソフトウェアを利用することで対応可能です。その際、土工の工種は選択できませんので、 舗装の工種の「その他」等を利用して下さい。ただし、利用に際しては監督職員に、本資料と詳細な説明の資料を提示し承諾を得て下さい。 なお、①従来行えた測点間の任意断面の計測や丁張り設置が行えない、②TS出来形とMC/MG重機の併用効果の減少、③舗装工事編に対応してい ないソフトウェアを混在して利用するとデータ交換がうまくいかない可能性がある、等の制約や懸念がありますので、注意して利用して下さい

国土技術政策総合研究所  メンテナンス情報基盤研究室

140206A TS出来形(舗装) 検査職員や監督職員が切削オーバーレイ後の舗装面を計測しましたが、「厚み」が端末画面や出来形帳票に表示されません。 ソフトウェアには問題無いと言われました。では、検査職員等は、どうやって「厚み」を確認するのですか?  
    検査職員等は、切削時の下の点を計測していないため、厚みが算出されません。   現場で「厚み」を確認したい場合は、下の点を計測した「施工者」モードで上の点を計測することで、厚みが画面に表示されます。 その時、施工者の出来形計測データに上書きしないよう注意して下さい。 また、検査職員等の「厚み」の計測値が入った出来形帳票を作成したい場合は、上記方法の計測値を野帳等にメモしておき、①帳票作成ソフトウェアへの手入力や②出力した紙の帳票に手書きで対応して下さい。 国土技術政策総合研究所  メンテナンス情報基盤研究室
140502A TS出来形(舗装) 舗装工事では、基準高や幅員の他、延長も出来形管理の測定項目となっていますが、TS以外のテープで計測してもよいのでしょうか?  
    現在定める「機能要求仕様書」では、基本設計データの出来形管理箇所の延長を定義することで、TSで延長を算出することが可能です。   ただし、機能要求仕様書の延長の計算方法は、出来形管理箇所で設定した計測点を直線でつなぐ延長算出であるため、曲率の小さい工事で は、実際の距離より短く算出される懸念があります。出来形管理要領(舗装工事編)では、「適用の範囲」の解説として、「TSの計測精 度では管理に支障をきたす場合には、監督職員と協議の上、従来のレベル・テープ等による管理を行っても良い。」とありますので、TSや テープを計測する箇所を監督職員と協議の上、決定することも可能です。  国土技術政策総合研究所  メンテナンス情報基盤研究室
140502B TS出来形(舗装) ポールの太さの幅員計測への影響について<良くある事例>  
    舗装工事において、既設構造物(縁石、側溝)等の間の幅員を計測する場合、ポールの太さによって、実際の幅員より短くなる可能性があり ます。TS計測1点あたり、ポールの厚み半分程度短くなり、2点分(幅員)に換算するとポールの厚み分が実際の幅員より短くなることが想 定されます。  このため、出来形管理結果に示される幅員については、ポールの厚みを考慮して、規格値を満足していれ、実施工上の幅員としては問題あり ません。 国土技術政策総合研究所  メンテナンス情報基盤研究室
111027A データ交換標準ver2.0 計測点は「累加距離」と「横断構成点コード」で表すが、一般部と拡幅部の接合断面(W断面)の場合、一般部断面と拡幅部断面の「累加距離」と「構成点コード」が同じため、どちらか1つの断面しか設定できない。W断面は、どのように設計データを作れば良いか?  
    対応策として次の方法があり、どの方法で対応しても良い。
【1-1】一般部と拡幅部を分ける(構築形状)
【1-2】一般部と拡幅部を分ける(中心線形)
【1-3】一般部と拡幅部を分ける(管理項目/帳票上の測定項目)
【2-1】断面1つを(前後へ)1㎜シフトさせる
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140328A データ交換標準ver4.1 河川土工の発注図書には線形計算書が無い場合が多く、多大な手間をかけ中心線形を作成していますが、対処法はないですか?  
    ソフトウェアの機能を規定する「機能要求仕様書」の舗装工事編では、中心線形を利用しない場合の「道路中心線定義読込み・作成機能」 を示しておりますので、舗装工事編に対応したソフトウェアを利用することで対応可能です。その際、土工の工種は選択できませんので、 舗装の工種の「その他」等を利用して下さい。ただし、利用に際しては監督職員に、本資料と詳細な説明の資料を提示し承諾を得て下さい。 なお、①従来行えた測点間の任意断面の計測や丁張り設置が行えない、②TS出来形とMC/MG重機の併用効果の減少、③舗装工事編に対応してい ないソフトウェアを混在して利用するとデータ交換がうまくいかない可能性がある、等の制約や懸念がありますので、注意して利用して下さい。 国土技術政策総合研究所  メンテナンス情報基盤研究室